2019/05/03
イラスト関連人気ブラシから考える「厚塗り」と「ブラシ塗り」の違い(ヘッダー作業工程続き)
前回
ここ最近自分でも気になり調べているのですが、当ブログで以前「主線も厚塗りも水彩も一本でやる怠けものブラシ」を紹介しておきながら持て余しているという事に気がつきまして、確認がてらに記事にすることにしました。
各所に投稿されている厚塗りのメイキングを見ながら、個人的にまとめてみようと思います。厚塗りといっても人によって絵柄が様々なようなので、これといった決まりがある訳では無いです。ここで分類するのも一個人の見解だと思って参考にしていただけたら幸いです。
「厚塗り」と「ブラシ塗り」の違い
個人的に思う厚塗りとブラシ塗りの違いですが、

こんな感じなのではないかなーと思っています。
明確な違いはないとの意見も散見したので、「厚塗り」と言われて最初に三國志や悪魔城ドラキュラなんかのパッケージが思い浮かぶのは多分世代なんでしょうな。
厚塗りはこの辺参照にしてください。
使いどころはそれぞれで様々なので描きたい媒体に合った絵柄を参考にして練習するのがいいと思います。
ブラシ塗りのやり方
線画は描いてから行うことが多いと思いますが、線画スーパーめんどくさいマンなので形を取ってから影としての線を入れる手法でやります。
今回は髪のみ厚塗り、他ブラシ塗りでやっていきます。

「主線も厚塗りも水彩も一本でやる怠けものブラシ」を使った塗り方
350dpiのキャンバスに対して
主線も水彩も厚塗りも一本でやる怠けものブラシ – CLIP STUDIO ASSETS
・5px~7px(主線)
・50px~100px(厚塗り用)
・100px~300px(ぼかし)
一応8px、30px、150pxの3サイズをツールに登録しています。この設定もサイズそのまま変えちゃえば特に必要ないんだと思いますが…
強めの筆圧ではっきり、弱めサイズ大ブラシでぼかしができます。

ぼかして重ねてを繰り返します。

使い方分かるとめちゃくちゃ使いやすいです。
選択範囲+エアブラシを使った塗り方
ついでにこんなのもあるよという補足で。
ブラシのストロークがないのでつるっとした感じになります。
だいぶ前から肌とかに使われている王道だった影の塗り方だと思います…多分。


グラデーションやぼかしをよく使うので、アニメ塗りより上質な感じになります(表現するいい言葉が見つからない;)
頑なに「厚塗り=重厚に形を取る塗り」という印象が自分の中に強くあったために、ブラシがうまく使えてなかったというのがよくわかります…さまざまな手法を受け入れる柔軟性は大事ですね。
––−
ヘッダーは加工した後、完成品をサイトヘッダーに差し替えて終わりにします。塗りが少し甘いのでもう少し書き足して装飾入れます。
という事で次は簡単な作業工程でアップしようと思います。
191208:サムネイルをリライトしました

参照されることが多くなったので、新たに描き直しました。
これからも精進します。
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最終更新:2020.11.20
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